【Alice & Guy & Benihi】
アリス「今年はヨーロッパの選挙イヤー。昨日実施されたネーデルラント下院議会総選挙を
   先触れに、来月から5月にかけてフランス大統領選挙、6月にフランス国民議会選挙、
   9月にはドイツ連邦議会選挙が行われるわ」

紅緋「で、まずは昨日行われたオランダの選挙結果がこちらですね」

  『オランダ下院選、与党が政権維持の見通し 極右第1党ならず』(2017年03月16日付け ロイター通信)

ギィ「欧州でも特にリベラルな国オランダでも、極右政党が連立与党を構成する政党と並ぶ
   くらいに浸透してるっすね。現政権の移民にも寛容な政策に対する、移民との競争を
   強いられる中低所得者層の怒りの流れ込み先になれたと言うことでやしょう」

紅緋「フィリピン、アメリカ、イギリスと世界を回ってきた大衆迎合主義ポピュリズムの波は、一旦ここで
   食い止められたと言うことですね」

アリス「ネーデルラントの組閣には時間がかかるようだけど、極右の自由党はもちろん野党の
   ままね」

ギィ「自由党の選挙スローガンは"The Netherlands ours Again"(オランダを再び我らの手
   に)。ウィルダース党首はモスクの閉鎖やクルアーンの禁止などを掲げてたっすね。
   さすがにこれは行き過ぎと思う有権者が多かったからこそのこの結果でやしょう」

紅緋「これでまずオランダは一段落と。次はフランスの大統領選ですね。現職のオランド
   大統領は出馬するんですか?」

ギィ「オランド氏は出ないっすね。その後継とされるマクロン前経済相と、国民戦線フロン・ナショナル(FN)の
   マリーヌ・ルペン党首の一騎打ち。FNがどれだけの票を集めるかが注目の的っす」

アリス「グローバリズム対ローカリズム。FNは極右といっても歴史があるから、かなり主張は
   洗練されているわ。この選挙でマクロン候補がどれだけ得票率を稼げるかで、その後
   の影響力が変わってくる」

紅緋「ドイツの方はどうなんでしょう?」
ギィ「極右というか反難民政党のドイツのためのもう一つの選択アルタナティフ・フュア・ドイッチュラント(AfD)が支持率10%程度
   ってところっすね。反EU・反移民を掲げてはいても、ネオナチみたいな跳ねっ返りども
   とはまた別っす。結党のきっかけは、あのギリシア経済危機でして。その後2016年の
   州議会議員選挙で着々と議席を積み重ね、今回いよいよ国政に挑むという話っすよ」

アリス「まあ、やっぱり議席の10%くらいを取るんじゃないかしら。ただ、欧連自体押し寄せる
   移民とどう向き合うか決めかねているように見えるわ。欧連に一番多くの移民を送り
   出しているトルコとの関係も、オランダとの関係悪化のせいでギクシャクしてるし」

紅緋「トルコが4月に行う憲法改正国民投票の国外有権者向け集会を、オランダやドイツで
   開くために閣僚を送ったら、専用機の着陸拒否された問題ですよね」

ギィ「欧州はエルドアンが宗教的独裁者になるのを警戒してるっす。今でさえ大統領の権限
   は強いっすからね、トルコは。この上権力強化されるとどうなるか」

アリス「GBもスコットランドの独立問題が再燃しそうな気配よ。頭が痛いわ」
紅緋「今年一番のホットスポットはヨーロッパなんですね」
2017.03.16 Thu l 政治・経済 l COM(0) TB(0) l top ▲

コメント

コメントの投稿












       

トラックバック

トラックバックURL
→http://barkeley.blog41.fc2.com/tb.php/1331-8de4b9ea
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)