【Alice & Guy & Benihi】
アリス「メイ首相がいきなり下院の解散権を発動したわ。これからGBは選挙の季節に突入よ」
ギィ「今年はフランス、ドイツと選挙イヤーだって言うのに、そこにまた一つメニューが増えた
   っすね」

紅緋「ええと、下院があるってことは、上院もあるんですよね?」
アリス「上院なんて無いわよ。USAじゃあるまいし。下院と向かい合うのは貴族院。その多く
   は、我らが女王陛下Her Majestyに叙爵された一代貴族よ。20世紀末の議会改革で、世襲貴族は
   大幅に数が減って、代わりに優秀な人材を一代貴族として貴族院に迎え入れることに
   なったの。あとは法律家と聖職者が貴族院を構成する。聖職者以外は終身制で、解散
   も無し」

ギィ「今時貴族院なんて古くさくないっすか?」
アリス「そうでもないわよ。選挙の結果独裁者が生まれることだってある。プーチン帝やMr.
   トランプからドゥテルテまでね。そんなときに、政治の専門家として歯止めをかけるのが
   貴族院の役目」

紅緋「アリスさんがお国を語る時って、生き生きしてますねぇ……」
ギィ「紅緋ちゃんが日本のことを自慢する時そっくりっす」
紅緋「ええ!? 私、普通の女の子ですよ」
アリス「私だって、紅緋みたいな極右じゃないわよ」
紅緋「アリスさんまでっ!?」
アリス「話が逸れたわ。元に戻しましょう。メイ首相の狙いは一目瞭然。EU離脱交渉に臨むに
   当たって、『国民の信任』という威光が欲しい。世論調査では、与党・保守党の勝利が
   確実視されてるわ」

紅緋「でも、選挙って何があるか分からないのに」
アリス「だから、メイ首相にとっても今回の解散は賭けなのよ。国民という後ろ盾無しでブリュッ
   セルと話をするか、国民の信託を取り付けて強引に交渉するか。首相は後者を選んだ
   わけね」

ギィ「んー、スコットランドはどんな感じっすか? あそこ、欧連残留派が多かったっしょ?」
アリス「しばらく帰ってないからはっきりとは言えないけど、分離独立運動に火が付く可能性も
   ゼロじゃないと思う」

紅緋「イングランドとスコットランドの関係は複雑ですからねぇ。本朝のように全国六十六カ国を
   帝がしろしめすのとは、かなり違います」

ギィ「……紅緋ちゃんの頭の中は、律令時代で止まってるっすか?」
2017.04.19 Wed l 政治・経済 l COM(0) TB(0) l top ▲

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