【Lucia & Mare】
芽亜「S&Pスタンダード・アンド・プアーズが、ユーロゾーン九カ国の格付けを一斉に引き下げました」

  『S&Pがユーロ圏9カ国一斉格下げ、フランスはトリプルA失う』(2012年01月14日付けロイター通信)

ルシア「本当、イギリスはユーロに参加してなくてよかったですよ。ええと、内訳はどう
   なっています?」

芽亜「仏蘭西、墺太利、マルタ、スロバキア、スロベニアの五カ国が1段階の引き下げ。
   このうち仏蘭西と墺太利がAAAからAA+への引き下げです。あとの四カ国は
   二段階の引き下げで、葡萄牙、伊太利亜、西班牙、キプロス。残り七カ国の格付け
   を今後見直し、独逸、スロバキアを除くすべての格付け見通しを『ネガティブ』
   と位置づけしました」

ルシア「まさに全域ですね。これから国債償還で資金が必要になってくるのにどうする
   んでしょう。あ、ユーロ諸国の格付けが引き下げられたと言うことは、欧州金融安定
   ファシリティ(EFSF)の格付けも!?」

芽亜「資金拠出国のうちまだ独逸がAAAですから、今のところ大丈夫でしょう」
ルシア「おかげでユーロは全面安ですね。これまでも下落傾向でしたが。今や1ユーロが
   100円を切る世界です」

芽亜「欧州と言えば、危機の発端となった希蝋も行き詰まっていますの」

  『ギリシャ政府との債務交換協議を中断=国際金融協会』(2012年01月14日付けロイター通信)

ルシア「確か、民間の国債購入者、つまり各国の銀行団が『自発的に』債務再編ヘアカットすることで、
   債務元本の半分を棒引きする話でしたよね?」

芽亜「この時点で債務不履行デフォルトだと思うのですが、欧州では金融テクニックを総動員して債務不
   履行ではないと言うことにしていました。ですがそれさえ追いつかなくなったようです」

ルシア「じゃあ、またルール変えちゃえ☆」
芽亜「果たして間に合うでしょうか? 2012年第1四半期までに約250億ユーロの返済が
   迫っていますのに」

ルシア「う~ん」
芽亜「希蝋がユーロゾーンに入ったまま無秩序な債務不履行に陥った場合の影響は欧州全土
   に及ぶため、同国をパージすべきなのですが、リスボン条約に加盟国の追放規定があり
   ませんの。精々、先日ハンガリーに適用が決まった制裁措置――財政赤字を国民総生産
   の3%以内に抑えるというルールを破った国に補助金カット――くらいですし」

ルシア「手詰まりですねぇ」
芽亜「はい、もう詰んでいますの」
2012.01.14 Sat l 政治・経済 l COM(0) TB(0) l top ▲

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