【Alice & Guy & Benihi】
アリス「イラク情勢、かなりまずいわね、あれ」
ギィ「過激な武装組織『イラク・レバントのイスラム国(ISIL)』が、イラク第二の都市モスルを
   制圧。その勢いで故サダーム・フセイン大統領の故郷ティクリートもおさえ、次はいよいよ
   首都バグダッドを指呼の間に納めたっす」

紅緋「北方から侵攻してるように見えますけど、西回りでも侵攻しつつあるんですよね」
アリス「USAは無人機による空爆を示唆してるわね。ただ、世界の警察官を辞めたUSAに
   どれほどの影響力が残っているか」

紅緋「ところで、『レバント』ってなんでしょう?」
アリス「詳しく話すと世界史や地理の授業になるから簡単に言うと、地中海の東部地方。今は
   シリアやヨルダン、イスラエル、パレスチナが国としてあるところ」

ギィ「そのレバントとイラクを繋げてるってことは、連中は大シリア主義を旗印にしてるってこと
   っす。バグダッドを中心とするイスラーム帝国の復活でも夢見てるんでやしょう」

アリス「シリアがどこまで介入してるか分からないのも問題ね。内戦を戦った兵士を振り向けて
   いることも考えられる」

紅緋「そうは言っても、シリア内戦だってまだ終わってないですよ。この上イラクまで内戦に
   陥ったら、石油の供給が危ういです」

アリス「直接の影響は少ないわよ。2012年のデータだけど、イラクは原油輸入元のうち11位
   に過ぎないわ。問題は、この事態で世界中の石油価格が吊り上がることね。そうなれば
   ガスの価格も上がる。原発を止めている日本にとっては、貿易赤字が増える要因であれ、
   歓迎すべき要素は全くない」

ギィ「結局のところ、これもまたスンニ派とシーア派の宗派対立が根っこにあるんすよね。欧州
   が17世紀にやった三十年戦争を、舞台を中東に移して今更やり直してるようなものっす」

アリス「二十世紀は戦争の世紀だったけど、二十一世紀はテロと内戦の時代かしら?」
2014.06.13 Fri l 政治・経済 l COM(0) TB(0) l top ▲

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