【Lucia & Theo & Mare】
ルシア「今度の連休は銀誓館学園の学園祭です。私はいつもの準備を淡々と。直前
には去年の記録を見返してみましょうか」
テオ「うちは、世界お菓子博。ただし常駐無しでね。背後のリソースはルシアだけで
手一杯だから」
ルシア「ご迷惑、おかけします」
芽亜「私の方は、結社の事情で企画がありませんから、お気遣いなさらず」
ルシア「それもちょっと寂しいですねぇ」
芽亜「その分、後夜祭で何かできればいいのですが」
テオ「だけど、学園祭に全力投球できるわけじゃないのが辛いところだね。『ふたつの
三日月』、まだ新しい情報は入ってこないけど……」
ルシア「これで何度目かというほどの最終決戦。勝って終わりにしましょう!」
テオ「ま、今のうちは学園祭に全力投球しよう」
【Lucia & Theo & Mare】
テオ「異形の親玉『生と死を分かつもの』を討滅する一大作戦<生と死の境界線>は、ボク
ら銀誓館学園・妖狐・悪路王軍の連合軍の勝利で終わった。これで当面、学園地下に
安置されたディアボロスランサーで大量死を目論むものはいなくなったはずなんだけど」
芽亜「宇宙に飛び去ったメガリス『神の左手』を、より上位のゴーストが狙っていると、一時的
に復活したランドルフ様がおっしゃいましたの。そして、転移門ルルモードの力を取り
込んだ剣で、志願者を送り届けてくれると」
ルシア「ランドルフさんの復活は驚きましたね。さすが概念世界。何が起こるか見当もつき
ません」
芽亜「これも、ランドルフ様に望みを託して亡くなった方の起こした奇跡かもしれません」
テオ「さて、ボクらはカンボジアから日本まで優雅なクルージングだけど、志願者の人たち
はこれからが本番だね。がんばって」
ルシア「応援してますよー」
芽亜「ですの」
【Lucia & Theo & Mare】
芽亜「今回の戦争でのポジションまとめが採点されましたが……」
ルシア「私達のポジションはどこも、あまり芳しくないですねぇ」
テオ「ふたりのところはともかく、コマは全体に影響するから、そのうち責任取らなきゃね」
ルシア「うちは、人数さえ揃っていれば及第点でしたね。概念世界の中で『鬼の手』の上
だけはそこに含まれないというのは、盲点でした」
芽亜「うちは、司令部を勝手に措定して減点をもらいました。普通は作戦司令部あるもの
でしょうに」
ルシア「戦争であるのは『司令部』じゃなく『本部拠点』ですよ」
芽亜「はう、そうですわね。その中に司令部機能があるものと思っておりましたが」
ルシア「コマンダーが偉いわけじゃないんですから、司令部の概念自体無いわけです」
テオ「うちは指摘の山だなぁ。明日の朝までにまとめを打ち直さないと……」
ルシア「いろいろと、問題点が挙げられていますね。戦争に直接関係ないとはいえ、もっと
現実的にということでしょうか。これはサーチャーさんもですけど」
芽亜「私は今回、一人で考えることの限界を知った気がしますの。もちろん沢山の方に
支えてもらいましたけど、本文はほとんど、前例踏襲で私が作りましたから」
ルシア「それは、うちも似たようなものです。もういつまでもくよくよしない!」
芽亜「……はいですの」
【Lucia & Theo & Mare】
テオ「悪路王との勉強会が終わったら、すぐに戦争だね。生と死を分かつものが座す概念
世界へ、『鬼の手』で殴り込みだ」
芽亜「待ち受けるのは、かつて倒した敵の幻影たち。私達がその当時からどれだけ強く
なったかが問われますわね」
ルシア「過去の敵がいるエリアは24箇所ですか。気が遠くなりそう」
テオ「そういうのはコマンダーで引き受けるよ。ふたりはふたりで、自分の所の相談を
しっかりね」
芽亜「言われるまでもありませんわ」
ルシア「基本的に『天空の戦い』と同じですから、仮まとめは作ってみました。投下タイ
ミングは難しいところですけど。」
テオ「相変わらず、無駄に仕事が早いね」
ルシア「無駄は余計です!」